限られた時間で自分の希望に合った保育士求人を効率良く探す方法とは?
保育士の資格は一度取得しておくと、結婚・出産を経てブランクが長く空いても、再び復職する事で長い期間続けられるメリットのある職業です。
また、最近地方によっては保育士の人材不足が囁かれており、女性のみならず、男性保育士の採用も積極的に行っている所もあります。
もし近い将来保育士として転職を考えているなら、自分の希望の勤務形態や年収、施設の規模、保育園に求める方針など、ある程度自分が目標にするヴィジョンを明確にした上で活動する必要があります。
保育士の求人を見付ける主な手段は、インターネットの保育士専門の求人支援サイト、ハローワーク、求人雑誌や地方自治体の広報などがあります。
1つずつ見ていくと、インターネットで探す場合は、保育士に特化した転職支援サービスを通してメイン活動する事がおすすめです。
こうしたサービスを活用する利点は、予め自身が望む勤務形態や近隣地域に絞って求人募集が出されている保育園の検索ができ、現状の求人数や賃金の相場も掴んだ上で、希望の就業先を速やかにピックアップしやすいことです。
また、小規模クラスの保育園から企業経営の保育施設、はたまた病棟保育士など幅広い種類の求人を見付けられるのも醍醐味です。
何より心強いのは転職活動が未熟な利用者に対して1人ずつキャリアコンサルタントが大体つくようになっているので、客観的にアドバイスを受けながら効率的にアクションができます。
一方、ハローワークの場合は、より自分の地元に密着した求人が近所で見付けやすいメリットがあり、すぐに面接を受けてみたいというような時でもハローワークの職員が代理で求人先の保育園に連絡を取り次いでくれます。
そして、ハローワークへ求人を出す手間賃は基本的に無料なので、あまりコストを掛けずに即戦力を募りたいというゲリラ的な求人が意外に多く、インターネットの転職支援サービスでもお目に掛かれない好条件の案件も時には見つかります。
次に新聞の折り込みチラシや地方自治体の広報の場合は、ごく限られた地域の人しか閲覧しない情報源になるので、全国の不特定多数の人が閲覧可能なインターネットやハローワークの手段と比較しても、応募の競争率が低めという可能性は大いにあります。
特に、公務員保育士として就業したい場合は、地方自治体の広報は要チェック媒体とも言え、そこに全て募集要項が掲載されているのも稀ではないので、こまめに市町村役場から取り寄せて閲覧する事をお勧めします。
自分の条件に合致した保育士求人を早く見付ける方法のコツとしては、決して1つの媒体に固執しない事、なるべく複数の手段を並行して求人募集を探してみる事をお勧めします。
少し大変かもしれませんが、この方法を取る事で自分に適性がある保育施設の募集案件も割り出し易く、条件を素早く比較検討する事もできます。
保育士としての転職活動をどのように進めたらいいか分からない人は、是非上記で紹介した手段を積極的に活用して動いてみましょう。
安定雇用が期待できる保育士の転職先を探すなら病院は狙い目です
保育士の働き場所には一般の認可保育園や公立保育園の他にも商業施設や企業の託児所で働くスタイルもあり、今特に人手不足と言われているのが病院保育士です。
病院保育士というのは、何処でも身近にいる一般の幼児を預かるのではなく、病院に勤務している医師や看護師の子供をメインに面倒を見る仕事です。
いわゆる院内保育になりますが、病院という性格上、どうしても小さい子供を持つ医師や看護師は夜勤で働く事も余儀なくされる為に、24時間保育できる院内保育園が最近続々と開設されています。
ですから病院保育士を採用するにあたっては、募集条件に子育てが一段落した時間に余裕がある女性や、体力に自信があって夜勤でも度々勤務できる人が求められる事が多いです。
また男性保育士の需要も一番求められる職場であり、夜勤手当も当然ながら支給されるので、保育士の良い転職先を見付けたい際は高収入が一番期待できる働き先と言っても過言ではありません。
病院で保育士として勤務したい場合は、病棟保育士として働くスタイルもあり、主に小児病棟で患者の子供の世話を行う仕事もあります。病棟保育士の仕事内容は、小さい子供なら僅か0歳~6歳までの乳幼児の小児患者にミルクを授乳したり、離乳食や排泄のサポート、昼寝の指示など大変幅の広い保育内容になります。
また物事に対してデリケートになりやすい幼い年齢の子供が保育対象なので、少しでもそのストレスを取り除けるように、心のケアサポートも病棟保育士の大きな役目になります。
病棟保育士に適性がある人は、心身共にタフで明朗な性格で子供を元気付けられる性格の人や、保育経験が豊富で柔軟性のある人は採用試験でも有利になります。病棟保育士は、病院保育士と共に近年需要がどんどん高くなっているので、病院の公式ホームページの求人募集でも採用の号令が定期的に掛かる場合が多いです。
もし病棟保育士として転職希望の人は、規模の大きい小児医療の施設を中心に定期的に情報をチェックすると良いでしょう。しかし、病院保育士や病棟保育士の求人は全国的に見ても一般の保育園と比べてまだまだ少ないので、大手の保育士求人サイトに幾つか登録して好条件の求人をいくつか紹介されるのを待機するといった転職活動も効果的です。
保育士求人サイトは、面接の申込や給与・勤務条件の待遇交渉を仲介役のサポートスタッフが代理で行ってくれ、自身の理想の環境に合致した病院の保育士求人を斡旋してくれる可能性は高いので、1社は会員登録しておきたいところです。
保育士として更なるキャリアアップを目指すなら、今後益々の働き手が求められる病院も視野に入れて転職活動をしてみましょう。