保育園で働く栄養士の仕事とは
保育園では保育士さん以外にもいろんな仕事をしている人がいますが、中でもあまり知られていないのは栄養士や管理栄養士と言った人たちです。
食育という言葉もよく聞かれるようになり、生きていく上で食べることは最も大切なことでもあります。単純に給食の献立を考えたりするだけでなく、食育についての指導を行なうこともあります。
主な仕事は給食のおやつなどの献立やメニューを考えたりすることが一番ですが、保育園内の食に関するプロフェッショナルとして、食べることに関してトータル的にサポートをする仕事です。
すべての保育園に必ずしも栄養士さんがいるわけではありませんが、保育園で栄養士としての仕事を募集していることも少なくありません。
この場合はまず保育士になるのではなく、栄養士の資格を取得して栄養士としてキャリアを積むのが良いでしょう。
また、日本国内には栄養士と管理栄養士の2つの資格があります。どちらも同じように聞こえるかもしれませんが、内容は全然違います。
管理栄養士の場合は、厚生労働大臣の認可を受けた国家資格で非常に難しくて、なかなか簡単には取得できない資格です。対して栄養士は都道府県知事の認可を受けた資格のため、管理栄養士に比べると難易度はかなり低く、比較的取得しやすい資格です。
仕事内容は管理栄養士の場合は病気の人や高齢の人を対象にメニューを考えたり、栄養や食事指導を行なうことができます。病院などで働いている栄養士はすべて管理栄養士となります。
普通の栄養士の場合は健康な人を対象にした栄養指導や給食指導を行なう仕事です。保育園での給食や食育指導などを目的とした場合は、一般的な栄養士で問題ありません。
まずは栄養士として仕事をしてみて、もっと勉強をしたいとなった場合に管理栄養士を目指すのも良いでしょう。
子供たちのアレルギーの管理
保育園で働く栄養士の仕事でもう一つ大切なことがあります。それはアレルギーの管理です。
子どもたちのアレルギーをきっちりと把握して給食のメニューなども管理しておく必要があります。特に子供はアレルギーに敏感な子もいますので、注意が必要です。
日頃から保育士さんとの連携を密に行なっておく必要があります。
◇保育園で働く栄養士はどれぐらい給料がもらえるか?◇
一番気になるのはやはり給料だと思います。特に栄養士の場合は、同じ仕事であっても働く場所によっては、待遇がかなりバラつきがあるでしょう。
特に保育園の場合はその保育園の地域や規模によるため一概には言うことは難しく、公立なのか個人経営なのかによっても異なってきます。
できるだけ事前にある程度は確認しておくことをおすすめです。
保育園で働く栄養士のお休みは
休みはそれぞれの保育園の運営状況によって異なってきますので、働く場所に事前に確認をしておきましょう。また栄養士の場合はフルタイムではなく、例えば週2日と3日などシフト制で働く人もたくさんいます。
保育士さんのようにフルタイムで仕事がないこともあるため、複数の保育園を掛け持ちして働いている人もいます。
また直接雇用だけでなく、保育士の派遣会社などもあるので、派遣会社に登録してそこから仕事を受けて保育園に派遣されて働いている人もいます。